Coffee Break

日々の生活とか仕事とか趣味とか。あたまに浮かんだつれづれをさらりと書きつづります

思い出の曲ってありますか?

どうも。そらまめです。

 

在宅勤務時はAppleMusicで音楽聞きながら仕事してます。

 

資料作りの時は jazz

とにかく手を動かす(考えなくていい)ときは 歌いながらJ-pop

休憩時はヒーリング

などなど。

 

いろんなジャンルの曲が豊富で助かってます。

 

先日、ちょっとPC起動待ちのときに流れてきたのが

槇原敬之さんの「遠く遠く」

 

これ、ワタシにとって思い出の曲です。

............

いま、東京に住んでいます。

ワタシは地方から進学のために上京してきました。

当時、教師になりたくて進学したのですが、進学にはもう一つ理由がありました。

 

地元の外の世界を見たかった

 

家族が嫌とか地元が嫌いではないんです。

むしろ大好き。

 

ただ、地域の閉塞感が嫌だったんです。

刺激が欲しかったのかもしれません。

基本、閉鎖的な環境だから、飛び出すものは疎んじられる感じ。

目立つことは良しとされない、と言うか。

今みたいにネットが普及している時代でもなかったから、自分の生まれたところ以外の外との繋がりなんて全くない。

 

当時、自分ではわかっていないくらい苦しかったんでしょうね。

 

外の世界を見てみたい、と思い始めたのは小学生のころ。

海外赴任が長かった祖父の話を聞くのが楽しかった。

世界にはいろんな人がいて、知らないものを食べて、聞いたこともないような言葉を話している。

いつか自分もここから出て、ここ以外の土地、世界を見たいと思った。

 

両親は祖父とは逆で、一度も生まれた土地から出たことのない人。

情報としていろんなことを知っていても、あくまで知識に過ぎなくて。

やはり、脳内の世界は狭かった。

 

ワタシにとってチャンスは進学しかなかった。

 

 

地元は好きだ。

でも、

ここに留まると、視野が狭くなってしまう。

居心地のいい、ぬるま湯につかりっぱなしになるのは嫌だ。

ここで満足したくない。

もっと世界を見たい。

井の中の蛙にはなりたくない。

と正直に話して

両親に頭を下げて進学させてもらいました。

 

父はショックだったようです。

母は泣いてました。

高校時代、あまり両親と話すことがなかったから、娘がそんなことを思っていたなんて夢にも思っていなかったようです。

いまだに言われます(笑)

 

教師になりたい

世界を見たい

もっと、もっと!

 

いろんな夢を持って上京しました。

その時に聴いていたのが、槇原さんのあの曲。

 

あれだけ両親に言い切って

お金もかけてもらって

いろんな思いを振り切って地元を出た以上、

「後戻りできない」

と覚悟を決めたのを覚えています。

 

「遠く遠く」を聴くと、あの時の自分を思い出します。

 

 

一人暮らしを始めて、

自由になって、

好き勝手して、

それなりに勉強もして。

海外へ行ってボランティア活動に参加もしました。

ほんの少し、世界への扉を開きました。

 

いろんな人と会い、

いろんな経験をして、

世の中と現実が少し見えてきたころ、

教師になりたかったワタシの夢は変わってしまったけど、

でも、それも人生。

違う目標に向かって突き進んで、

今の自分があると思っています。

 

 

無条件で楽しかった時代。

でも楽しいばかりではなくて

もがいて、あがいて、

自分を見つけようとした。

 

あの時代を思い出す曲。

 

皆さんにはそんな思い出の曲ってありますか?